カテゴリ
お知らせ 名古屋市西区 名古屋市その他区 祭と屋根神さま 尾張の屋根神さま 三河の屋根神さま 岐阜の屋根神さま 屋根神さまについて お気に入りの道具 写真展 撮影日記 メディア&写真家 読者の方の写真 コラム 以前の記事
リンク
タグ
名古屋市西区(29)
月次祭(19) 祭礼(16) 尾張地方(11) 名古屋市中村区(6) 名古屋市瑞穂区(4) 名古屋市熱田区(4) 名古屋市東区(3) 名古屋市中区(3) 三河地方(3) 名古屋市中川区(2) 名古屋市昭和区(2) 名古屋市南区(2) メディア(1) 名古屋市緑区(1) その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2006年 10月 06日
10月1日の月次祭は私にとっては新たな船出のような気分です。9月の月次祭は雨や寝坊などで屋根神さまの写真を撮れませんでした。しかも西区内で絶対なくならないだろうと思っていた屋根神さまが数社なくなっていることが確認されました。屋根神さまを記録している自分自身の怠惰に無性に腹がたち、この日は絶対に撮ってやるんだと午前5時半に家を出て現場に向かいました。さらに昨日の記事にも書きましたが、記録用のフィルムをネガからポジ(リバーサルフィルム)に変更いたしました。その辺りの経緯は10月5日付けの記事をご覧下さい。
<中村区那古野> しかし現場に到着し空がだんだん明るくなるにつれ、曇りがかっていることに気づきました。当初国際センター近くの屋根神さまを撮る予定で待機しているとお世話をしている家の方が出てこられ「今日は雨が降るらしいから、そうしたら提灯は出せんよ。今日は準備はうちじゃないで、やるとしたら10時ころかな」と教えて下さいました。そう話しているうちに空からぽつぽつと雨粒が。これでは撮れないと思ったのですが、せっかくポジを装填したのでどう写るか撮ってみたい。そこでかつて私がはじめて屋根神さまを目にした四間道に向かいました。 国際センターから四間道までは自転車で数分の距離。着いてみるとまだ準備は行われていません。しかし先ほどから降り始めた小雨はやむ気配がありません。しかたなく自転車をとめて私は屋根神さまがまつられている家の軒下で雨宿りします。するとお盆にお供えなどをのせたおばさんがこちらに歩いてきます。早速、「屋根神さまの写真撮りたいんですけど」と声をかけると「いいけど今日はこんな天気だで提灯出せんけど」と写真はOKだけど、提灯は駄目とのこと。これはどこでも聞かれることですが、提灯は雨に濡れるとすぐに破れてしまいます。しかも提灯は一個あたりが八千〜一万円くらいと高額なので、大切に使わざるをえません。「そうですか、残念ですね」とため息まじりに話すとおばさんは、「写真撮る間だけならいいよ」といってくださいました。運がいいとはこのことです。早速撮らせていただきました。やはり屋根神さまの月次祭には提灯がなくては。 四間道の屋根神さまを撮らせていただいた後、じつはもう一軒撮りたい屋根神さまがありました。西区栄生。私がかつてその準備を待つために社殿の下で三時間ほど座っていたことのある屋根神さまです。フィルムをかえて新しい船出を飾るにはふさわしい神さまです。しかしこちらは到着時にはすでに準備も大方終わっており、カバンからカメラを出したときにはすでに準備の方は手を合わせていらっしゃいました。ですがよく見ると提灯がありませんので「今日は提灯はなしですか?」と分かりきっていることをあえて尋ねてみました。「雨が降ってくると提灯が破れてまうでねえ」と期待した通りの答えが返ってきました。「そうですか...」と無念さを交えると「少しの間なら提灯出してあげてもいいよ。そのかわりお兄さんが上に上げてよ」とここでも親切に提灯を出してくださいました。もちろん上げ下げは私がやらせていただきました。 那古野も栄生も何度か撮影していることろなのですが、当日のような自分にとって特別な日には撮っておきたい屋根神さまであると感じました。そして地域の人々の親切に触れることができ温かい気持ちになりました。まさに船出にふさわしい月次祭です。 #
by yanegami_d
| 2006-10-06 20:38
| 名古屋市西区
2006年 10月 06日
10月1日の月次祭は私にとっては新たな船出のような気分です。9月の月次祭は雨や寝坊などで屋根神さまの写真を撮れませんでした。しかも西区内で絶対なくならないだろうと思っていた屋根神さまが数社なくなっていることが確認されました。屋根神さまを記録している自分自身の怠惰に無性に腹がたち、この日は絶対に撮ってやるんだと午前5時半に家を出て現場に向かいました。さらに昨日の記事にも書きましたが、記録用のフィルムをネガからポジ(リバーサルフィルム)に変更いたしました。その辺りの経緯は10月5日付けの記事をご覧下さい。
<中村区那古野> しかし現場に到着し空がだんだん明るくなるにつれ、曇りがかっていることに気づきました。当初国際センター近くの屋根神さまを撮る予定で待機しているとお世話をしている家の方が出てこられ「今日は雨が降るらしいから、そうしたら提灯は出せんよ。今日は準備はうちじゃないで、やるとしたら10時ころかな」と教えて下さいました。そう話しているうちに空からぽつぽつと雨粒が。これでは撮れないと思ったのですが、せっかくポジを装填したのでどう写るか撮ってみたい。そこでかつて私がはじめて屋根神さまを目にした四間道に向かいました。 国際センターから四間道までは自転車で数分の距離。着いてみるとまだ準備は行われていません。しかし先ほどから降り始めた小雨はやむ気配がありません。しかたなく自転車をとめて私は屋根神さまがまつられている家の軒下で雨宿りします。するとお盆にお供えなどをのせたおばさんがこちらに歩いてきます。早速、「屋根神さまの写真撮りたいんですけど」と声をかけると「いいけど今日はこんな天気だで提灯出せんけど」と写真はOKだけど、提灯は駄目とのこと。これはどこでも聞かれることですが、提灯は雨に濡れるとすぐに破れてしまいます。しかも提灯は一個あたりが八千〜一万円くらいと高額なので、大切に使わざるをえません。「そうですか、残念ですね」とため息まじりに話すとおばさんは、「写真撮る間だけならいいよ」といってくださいました。運がいいとはこのことです。早速撮らせていただきました。やはり屋根神さまの月次祭には提灯がなくては。 四間道の屋根神さまを撮らせていただいた後、じつはもう一軒撮りたい屋根神さまがありました。西区栄生。私がかつてその準備を待つために社殿の下で三時間ほど座っていたことのある屋根神さまです。フィルムをかえて新しい船出を飾るにはふさわしい神さまです。しかしこちらは到着時にはすでに準備も大方終わっており、カバンからカメラを出したときにはすでに準備の方は手を合わせていらっしゃいました。ですがよく見ると提灯がありませんので「今日は提灯はなしですか?」と分かりきっていることをあえて尋ねてみました。「雨が降ってくると提灯が破れてまうでねえ」と期待した通りの答えが返ってきました。「そうですか...」と無念さを交えると「少しの間なら提灯出してあげてもいいよ。そのかわりお兄さんが上に上げてよ」とここでも親切に提灯を出してくださいました。もちろん上げ下げは私がやらせていただきました。 那古野も栄生も何度か撮影していることろなのですが、当日のような自分にとって特別な日には撮っておきたい屋根神さまであると感じました。そして地域の人々の親切に触れることができ温かい気持ちになりました。まさに船出にふさわしい月次祭です。 #
by yanegami_d
| 2006-10-06 20:37
2006年 10月 05日
以前にもどこかでお話したことがあったかもしれませんが、私が屋根神さまを写真に記録するに当たりこれまではずっとネガフィルムを使っていました。ネガは私が業界紙の記者として働いていたときから使い慣れていたことと扱いが簡単であることがその理由でした。その後、独特の発色にひかれ「コダックポートラ160/400NC」というフィルムを常用フィルムとして使用しておりました。しかし、ご存じの通り、写真業界がデジタルに大きくシフトする中でコダック自体がフィルム生産を大きく見なおしているようです。先日、大手量販店でフィルムを購入しようとした際、コダック160NCの5本パックが見当たりません。店員は「5本パックは生産終了ですよ」とつれない返事。1個売りはまだありますが、パックはとうとうデジタル化の中でお役御免となってしまったようです。
じつは以前からカラーネガフィルムがなくなるであろうことは予感していましたが、これほど早く実感するようになるとは。そこで早く新しい環境に慣れるため2006年10月1日の月次祭撮影よりカラーポジフィルムを常用とすることにいたしました。といっても技術的な面は撮りながら勉強していくつもりです。一番大切なのはネガだろうがポジだろうがデジタルだろうが、屋根神さまを記録したいという気持ちとそのために朝早く起きて始発の地下鉄に乗って現場に向かう、この姿勢さえあれば、正直なところどうにでもなるような気がします。初心忘るべからず。なぜ屋根神さまを撮らねばならないのか、そのことを常に考えながら引き続きファインダーに向かいたいと思っています。 (写真上はポジフィルム<RDP3>で撮った屋根神さま、下はポートラ160NC) #
by yanegami_d
| 2006-10-05 20:36
| お知らせ
|
ファン申請 |
||